トリガーポイントセラピーとは
【トリガーポイントセラピー】
当院では、身体の「痛み」や「しびれ」の症状改善に対して、
トリガーポイントセラピーをベースにした施術を行っています。
実は、ケガや内臓疾患ではない、いわゆる“筋肉のコリや痛み”は、
「痛みを感じている場所」と「痛みの発生している場所(痛みの原因箇所)」が異なることがほとんどです。
そのため、痛みを感じている場所をいくら施術してもなかなか良くならない・・・ということが起こります。
たとえば、頭痛の原因が肩や首のコリにあった、腰痛の原因が足やお尻にあった、などが顕著な例です。
※以下、一例。
×印がトリガーポイントのできやすい部分で、赤い部分が痛みを感じる部分です。
トリガーポイントセラピーでは、
「痛みの発生している場所(痛みの原因箇所)」=「トリガーポイント」
を的確に探し出し、解放(リリース)していくことで、実際の痛みやしびれを改善していきます。
“トリガー”は直訳すると「引き金」という意味で、別の場所に痛みを飛ばす性質があります。
そして、トリガーが元で感じる痛みを「関連痛」と言います。
トリガーポイントに的確に圧が加わると、「いたきもちいい~」「そこそこ!」という感覚を感じられます。
<なぜ、トリガーポイントができるのか?>
・日常的に同じ動作を繰り返すこと(仕事による反復動作、単純作業など)
・同じ姿勢が長時間続くこと(デスクワークなど)が多い
・明らかに原因のある損傷(交通事故による外傷、ムチウチ、スポーツによる肉離れなど)
などにより筋肉にストレスがかかると、トリガーポイントと呼ばれる「コリ」が筋肉に発生します。
(※この「コリ」はまだ仮説段階ですが、筋膜の癒着とも言われています。)
こういった状態が長く続くと、
「トリガーポイント」が関連痛を発生させ
⇒その痛みが交感神経を緊張させ
⇒血管が収縮し⇒血行不良になり
⇒痛みが増強⇒⇒・・・
と悪循環を引き起こします。
この悪循環に入ってしまった筋肉は酸素不足、栄養不足で固く短くなっていき柔軟性が無くなっていきます。
柔軟性の低下は骨格の歪みの原因にもなります。
この悪循環を断つためにも、トリガーポイントを解放していきます。
<当院ではトリガーポイントをどうやって解放するのか?>
機械は使わずに、母指や手の平、肘などを使い分け、深い静止圧を加えて
解放していきます。必要に応じて、ストレッチやモビリゼーションも行います。
あまり強い力は、筋肉が反発して逆効果になりますので、
無理な力は加えず、「いたきもちいい」感覚を大切にしています。
<トリガーポイントセラピーの効果>
トリガーポイントセラピーには以下のような効果が望めますので、
痛みやしびれ以外の症状にも有効です。
・痛み・しびれの緩和
・血行促進/血流改善
・交感神経の緊張の緩和→副交感神経の働きアップ
・リラックス効果
・脳から痛みを和らげる物質(ホルモン?)が出る
・筋肉の柔軟性回復
・骨格バランスの改善
・体内の循環・代謝アップ
<トリガーポイントセラピーの発祥と筋筋膜性疼痛症候群>
このトリガーポイントという考え方は、
故ケネディー大統領の主治医であったジャネット・トラヴェル医師と、
その共同研究者であるデヴィッド・サイモンズ医師によって1983年に提唱されました。
その著書「」において、トリガーポイントによって起こる症状を「筋筋膜性疼痛症候群」と
名付けています。
『フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
筋筋膜性疼痛症候群を発表したDr.Janet G. Travellは故ジョン・F・ケネディ大統領の主治医であった。
故ケネディー大統領は椎間板ヘルニアと診断をされて、ヘルニアに対する手術をしたが、
症状が改善せず、続いて脊椎固定手術をして更に症状が悪化。
その後、このDr.Janet G.が故ケネディー大統領をこの筋筋膜性疼痛症候群と診断、
トリガーポイント注射などの治療を施して、症状が大幅に改善した事例がある。
トリガーポイントといっても、これまで存在しなかったものを新しく発見した
というわけではありません。
東洋医学である鍼灸や指圧では、経穴(けいけつ)や経絡(けいらく)などといって
昔から経験的に知られていました。
(一般的にツボと呼ばれる部分で、トリガーポイントが発生しやすい部分と重なることがあります。)
そうして伝承的に伝えられてきたものが、トラヴェル医師やサイモンズ医師らによって、
科学的・医学的根拠により、まとめなおされたのです。
【学芸大整体院】へ!
〒152-0004
目黒区鷹番3-18-18 ロフティ学芸大 1F
【TEL】:03-3711-4003(予約専用)
【E-mail】:info@gakugeidai-seitai.com
:+。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。.。:+。.。:+*